ロンドンは旨い! 最高のヨーロッパ・ヌーベル・キュイジーヌ Gauthier Soho

ヒースローからPADDINGTON EXPRESSに乗り、
TUBEに乗り換えてサウスケンジントンで降りる。ホテルまで歩き、荷物を置き、
着替えてからTUBEで行ってもSOHOには30分前には着ける、
と段取りを組んでいたものの、入国審査でなんと2時間10分も立ったまま待たされたのです(怒!)。オリンピックを控えていると言うことだが、入国審査の遅さは世界各国からブーイングの嵐らしい。700人の行列に入国審査官3人だよ。どう思う??
そんな時期にロンドンに来てしまった。
2時間10分後、EXPRESSに飛び乗りPADDINGTON駅でタクシーを捕まえ、金曜週末のピカデリーの渋滞を我慢し、スーツケースを持ったままGautierに到着。
予定の45分遅れ。友人によると、顔が灰色になっていたらしい。しかし、じらされじらされ、たどりついた食事は世界最高水準であったのです。
神がこの段取りを用意したものしか思えぬ。


その昔、イングランドの食事と言えばローストビーフにフィッシュ&チップス。そしてビール、That's all。おいしいものを食べたければインド、中華、ベトナムとか、エスニックを探した。
20 年前くらいから、ついにロンドンに料理革命が起こった。産業革命以来、長くかかったものだが、世界の富がシティに再集結し、才能のあるシェフがロンドンに 帰還しはじめ、River CafeとかAnaster Litteleとか、料理人の才能を感じさせる驚きのレシピが登場した。
そして今Gauthier Sohoである。
Gauthier Soho

そしてGauthierにはレシピがない。
シェフがその才能と感覚で、シーズン最高の味を引き出す皿を作るのだ。
メニューに書かれたリストから創造される味を確実に超える。

トリフのリゾットが目に留まって注文したがこの店の一流品、とは後に聞いた。
イタリアでも最高のを何度か食べたが、その日の感覚で仕上げるという味付けはまるで違ったのだ。
黒トリフとパルミジャーノはイタリアでも食べられるだろうが、ライスの味付けが魔法。
超薄味の幾十ものレイヤー。
何かと何かが重なっていると思われるが、完成品も薄味のまま。
イタリアでは、どんなおいしいリゾットでも半分食べると飽きてくるが、これは全然違った。

注文は皿の数で決める。値段は固定:3 Plats £35, 4 Plats £45, 5 Plats £55Truffleリゾットは +£15追加。水(ガス/無し)とパンは無料。
小ぶりな焼きたてパンが、またうまいんですよ、はい。

グラスシャンペン、白ワイン1杯、赤ワイン2杯と+£15のリゾット込みの3皿で1万円ちょっと。

激しく遅刻したことなど、何もなかったように出迎えてくれた。家庭的な雰囲気も最高。
毎日行きたい。














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